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「ビギナーからプロフェッショナルまで、“釣れる自信”を持って使える製品づくり」をコンセプトにするルアーブランド。
2018-09-30

MID RANGEのデザイン。

こんばんは、プロズ大久保です。

今日はプロズスイムジグMID RANGEのデザインについて書いています!

ご覧頂けたら幸いです。

※フック

30度アイ、サイズは両ウエイト(8g、10.5g)共に4/0を採用しました。

障害物へのコンタクトをソフトに(スタックし難い)とフッキングの両立を考えた結果、30度アイフックを採用致しました。(昨年同様です)

※ガード

両ウエイト共に0.5㎜のブラシガードを27本に決定致しました。

初期の段階から昨年のモデルより圧倒的にブラシガードを増やして設計していました。微調整を行いながら最終的に27本で落ち付きました。

プロズスイムジグより増加させた主な理由は目視出来ない水深を横方向に動かすルアーはとても根掛かりし易く、外し難い点からです。

あとはガードの量が多い方がチューニングを行い易い点も理由の1つです。

こちら側が勝手にベストなセッティングを促してもフィールドによってベストは変わってきてしまいます。

バーサタイル性能をコンセプトに掲げた以上はこの辺りも重要と考えました。

ただしフッキングバランスを考えると妨げてしまう程の本数…。

そこでガードの取り付け位置を前にしフックポイントとの距離をとる事、そして角度を48度に多少寝かせる事で解消致しました。

ノーマルな仕様では難攻不落なカバーを巻いてくる事も可能ですし、チューニングを行なえば様々なフィールドベストなセッティングが出来ます。

※ヘッドデザイン

昨年のプロズスイムジグの形状は一新しました。

左右にブレすぎない安定したスイム姿勢、ラインブレイクを防ぐヘッド下部の肉盛りは昨年と同様ですがMID RANGEに要求したのは沈下スピードの向上とカバーの抜け感です。

(沈下速度が上がると深いレンジを扱いやすいからです)

昨年のモデルはシャロー特化型。

浅い水深を早く浮き上がらせる事が重要課題でした。その為ウエイトを後方に位置し分散する事で、立ち上がりと障害物へのコンタクトをソフトにする事が可能となりました。

ただその形を今回採用すると沈下速度が上がりません…。

単純に前方へウエイトを集中させれば頭下がりの姿勢になり沈下速度は上がりますが、障害物へのコンタクトは強くなります。

そこでMID RANGEは前方にウエイトを多く配分しつつ後方にも若干ウエイトを盛り、ヘッドシェイプを丸みをつける事で沈下スピードと障害物への良いすり抜け感を実現しました。

シェイキングなどとても操作しやすいスイムジグになっています。

もちろんスキッピングも容易にこなせます。

この様にMID RANGEも非常にベーシックでありながら必要条件を高次元で満たしたスイムジグが完成致しました。